「鳥町食道街」火災から1か月 小倉駅では復興支援イベント

北九州市中心部の飲食店街で発生した大規模火災から3日で1か月です。
JR小倉駅では復興支援イベントが開かれています。

先月3日に北九州市中心部の「鳥町食道街」一帯で起きた火災では、36店舗、延べ2700平方メートル余りが焼けました。

火災から1か月の3日、現場近くのJR小倉駅では復興を支援するイベントが行われています。

これは旅行ガイドブック「地球の歩き方」の北九州市版が1日発売されたことを記念して企画されたもので、ガイドブックで「小倉焼うどん発祥の店」として紹介され、今回の火災で被災した焼きうどん店も販売ブースを出展しました。

店主らが秘伝のソースをからめた焼きうどんを手際よく調理し、1か月ぶりに小倉名物をふるまっていました。

訪れた人は「とても美味しかったのでぜひ復活してもらいたいです」と話していました。

店主の竹中康二さんは「多くの人から励ましのことばをいただきました。きょうは焼きうどんを通して皆様にお礼ができたらと思います」と話していました。

会場では、このほかチャリティー商品の販売なども行われています。

一方、火災現場には今も大量のがれきが残されていて、処分をどのように進めていくかが課題となっています。