障害児支援事業所が不正受給 北九州市が事業所の指定取り消し

北九州市は、八幡西区にある障害児通所支援事業所が給付費400万円余りを不正受給していたとして事業所の指定を取り消しました。

指定が取り消されたのは八幡西区にある障害児通所支援事業所「おひさまの家+アップ」です。

北九州市によりますと、この事業所は令和3年9月までの11か月間、児童発達支援管理責任者が常勤で勤務していないにもかかわらず、常勤であるかのように装っていたほか、おととし12月までの5か月間、退職した児童指導員が勤務しているように装って、市からあわせて給付費400万円余りを不正に受け取っていたということです。

匿名の情報が寄せられて市が調査したところ、不正が明らかになったということです。

このため、市は児童福祉法に基づいて障害児通所支援事業所としての指定を31日付けで取り消しました。

また、運営会社の「one」に対し、不正受給額の4割を加算したおよそ560万円の返還請求を行ったということです。

「one」はNHKの取材に対し、「制度の認識が甘く、管理不足がこうした事態を招きました。反省しています」とコメントしています。