北九州 インフルエンザと咽頭結膜熱の感染者 警報レベル続く

北九州市で今月21日までの1週間に定点把握された感染症の感染者数が発表され、インフルエンザと咽頭結膜熱は依然として警報レベルを越えています。

北九州市によりますと、今月15日から21日までの1週間に、市内の35の医療機関で定点把握されたインフルエンザの感染者数は864人で、前の週から249人増えました。

1医療機関あたりの平均は24.69人で、警報レベルが続いています。

また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱の感染者数は31人で、前の週より14人減りましたが、1医療機関あたりの平均は1.29人で、警報レベルが続いています。

新型コロナの感染者数は304人で、前の週から81人増えています。

このほか、県内では「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、1医療機関あたりの平均が8.08人と前の週の1.42倍に増え、警報レベルとなっています。

北九州市は「感染を拡大させないために症状のある人はマスクを着用し、石けんによる手洗いなどの基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけています。