明治〜昭和初期の人形浄瑠璃を紹介する企画展 福智町

明治から昭和初期にかけて県内で盛んに行われた人形浄瑠璃を紹介する企画展が福智町で開かれています。

この企画展は福智町の教育委員会が開き、会場には筑豊地区で実際に使われていた人形浄瑠璃の人形や道具などおよそ60点が展示されています。

このうち福智町のコーナーでは、昭和初期の人形座「赤池の人形座」で使われていた7体の人形が展示されています。

通常は3人で操る人形を1人で操ることができるように飯塚市の農機具店の店主が工夫して製作したということです。

また、現在も伝承活動が行われている田川市の「伊加利人形芝居(いかりにんぎょうしばい)」のコーナーには、夫婦の人形と観音様の人形の頭部などが展示されています。

訪れた女性は「培った伝統芸能ですので継承してもらいたいと思います」と話していました。

福智町教育委員会の長谷川清之学芸員は「非常に珍しい、特徴がある人形を展示していますので、ぜひ見てもらいたいと思います」と話していました。

この企画展は来月4日まで開かれています。