商店街火災 がれき撤去費用の募金などに市長が協力呼びかけ

今月3日に北九州市中心部の商店街で発生した大規模火災に伴うがれきの撤去には、数千万円規模の費用がかかるとみられ、北九州市の武内市長は復旧支援の一環で行われている募金活動やクラウドファンディングへの協力を呼びかけました。

今回の火災は北九州市小倉北区魚町1丁目の飲食店などが密集する「鳥町食道街」付近で発生し、現場には2000トン以上とみられるがれきが残っています。

火災に伴うがれきの撤去費用は関係者が負担することになっていますが、北九州市は今回の火災を受けて発足した「魚町火災復旧支援の会」の構成団体として参加し、がれきの撤去費用などを集めるための活動を支援しています。

18日の定例会見で武内市長は「市としても広報などに努力していきたい。多くの皆様の温かい支援をお願いしたい」と述べ、募金活動やクラウドファンディングへの協力を呼びかけました。

北九州市はおととし発生した「旦過市場」の大規模火災のがれき撤去の実績などから、今回の撤去費用は数千万円規模にのぼるとみています。

武内市長はがれきの撤去が復旧の第一歩だとして、関係者の合意形成などがスムーズに進むよう後押しすることを強調していました。