平和願うウクライナの子どもの絵画展 来月19日まで

ロシアの軍事侵攻が続くなか、ウクライナの子どもたちが平和への願いを込めて描いた絵の展示会が北九州市で開かれています。

これらの絵はウクライナ西部で暮らしている子どもたちが描いたもので、展示会を企画した「ウクライナ学生を北九州で応援する会」が主にインターネットなどを通じてデータをもらい、複製して紹介しています。

作品は130点余りに上り、このうち12歳の女の子が描いた絵は、ヒマワリが咲いている平和な風景と、ヘリコプターが飛び家が破壊された風景が左右対称に描かれています。

中央の女性は半身が軍服とヘルメット姿で涙を流していて、戦争の悲惨さが表現されています。

会場を訪れた女性は「私たちが現実を知ることが平和への第一歩だと思います。1日でも早く戦争が終わり、子どもたちが安心して暮らせることを祈っています」と話していました。

「ウクライナ学生を北九州で応援する会」の代表を務める北九州市立大学のデワンカー・バート教授は「現地の人の思いを北九州の人に伝えたいです。今もまだ戦争が続いていることを忘れず、平和について考えてほしいです」と話していました。

この展示会は来月19日まで小倉北区の「リバーウォーク北九州」にある北九州市立美術館分館で開かれています。