「鳥町食道街」付近火災現場で検証続く 被災店関係者も訪れる
今月3日に北九州市中心部の飲食店が密集する「鳥町食道街」の付近で起きた火災の現場では、6日も警察と消防による検証作業が行われたほか、被災した店の関係者が被害状況の確認などに訪れていました。
今月3日の午後3時すぎ、北九州市小倉北区魚町1丁目の飲食店などが密集する「鳥町食道街」の付近から火が出て周辺の建物に燃え広がり、消防の発表による速報値で合わせて35店舗、のべおよそ2900平方メートルが焼けました。
現場では6日も、警察と消防による検証作業が行われ、火災の原因につながる手がかりがないか調べていました。
また、被災した店の関係者が被害状況の確認などに訪れていました。
「鳥町食道街」で30年以上営業してきた居酒屋の2代目の竹峰源貴オーナーは「店は僕が生まれる前からあるので、第2の家という感じです。現場を見てしまったら、ことばが出ないですが、前を向いていくしかないです」と話していました。
捜査関係者によりますと、火元とみられる飲食店の関係者は「油が入った鍋を火にかけたまま店の外に出ていた」と説明しているということで、警察と消防は検証作業の結果なども踏まえ、火元や出火原因の特定を進めることにしています。