国鉄時代のJR車両 解体前に見学会 鉄道ファン別れ惜しむ

国鉄時代の40年以上前に製造され、営業運転を終え、解体されるJRの車両の見学会が北九州市で行われ、全国から訪れた鉄道ファンが別れを惜しみました。

16日は、北九州市小倉北区にある「小倉総合車両センター」で見学会が行われ、事前に予約した全国から訪れた鉄道ファン、200人が参加しました。

1975年に製造されたディーゼル車「キハ66・67」では、クリーム色にオレンジのラインが入った車両と、青い車体の「シーサイドライナー」が公開されました。

一方、1980年に製造された「415系」の車両は、白い車体に入る青いラインが特徴的です。

いずれの車両も、国鉄時代からの営業運転を終えて解体されることが決まっています。

参加した鉄道ファンは、車両の外観をさまざまな角度から撮影したり、シートを触ったりして別れを惜しみました。

参加者は「40年前から乗っていて昔の友達に会ったような気分です」とか「思い出が多く、引退の時には涙を流しました。お疲れさまでしたと言いたいです」などと話していました。