観光地 門司港レトロ地区にイノシシ現れる けが人はなし

5日夕方、北九州市の観光地、門司港レトロ地区にイノシシが現れました。
けが人はいないということです。

警察によりますと、5日午後5時前、「大型のイノシシ1頭が徘徊している」と通報がありました。

イノシシが現れたのは北九州市門司区の門司港レトロ地区の一角で、飲食店や土産物店などが集まっています。

遭遇した人が撮影した映像では体長が1メートルほどの黒いイノシシが港にある店舗の前を歩いています。

イノシシに気づいた人が驚いた様子で振り返っていました。

イノシシを目撃した男性は「海を泳いでいたイノシシが陸に上がってきて私たちの方に走ってきたので、建物の中に避難しました。この辺りでは見ることがないので驚きました」と話していました。

門司港レトロ地区の雑貨店に勤務している女性は「のしのしと歩いていて、ドアを開けっぱなしだったので店に入ってこないか怖かったです。近くにいた観光客には店の中に避難してもらいました。この場所では1度も見たことがありません」と話していました。

警察によりますと、けが人はいないということです。

門司区役所はイノシシの駆除を委託している会社に依頼して警察とともに対応にあたりましたが、このイノシシは北の方へ移動し、その後、姿が見えなくなったということです。

門司区は市内でもイノシシの目撃情報が多い地域で、門司区役所は「イノシシを見かけたら静かに後ずさりして逃げてください」と注意を呼びかけています。