「2024年問題」でシンポジウム 多様な物流システムをPR

トラック運転手の人手不足などが懸念される「2024年問題」が迫るなか北九州市で地域の多様な物流システムをPRするシンポジウムが開かれました。

北九州市が開いたシンポジウムには、物流会社や荷主となる企業の担当者などおよそ130人が参加しました。

はじめに、交通経済学が専門の慶応大学の加藤一誠教授が講演し北九州空港を活用した貨物輸送について九州で唯一24時間運用が可能で利便性が高いことや経済成長が続くアジアと地理的に近いことを挙げて今後、さらに利用が伸びる可能性を指摘しました。

続いて、宅配大手ヤマト運輸の担当者が講演し、トラック運転手の人手不足などが懸念される「2024年問題」が迫るなか、来年4月から北九州空港を活用し貨物専用機の運航を始めることなどを紹介していました。

参加した総合物流会社の担当者は「北九州は陸、海、空と物流の選択肢が多いと感じた。これまでは航空機は使っていませんでしたが、今後利用を検討したい」と話していました。