北九州市 民間アドバイザー登用事業 報告会で成果を発表

北九州市はことし9月までの半年間民間の人材をアドバイザーとして登用した事業について、22日、成果を発表する報告会を開きました。

北九州市は、民間のノウハウを活用して市の課題解決につなげようと、ことし4月から9月までの半年間、民間企業などで活躍する5人をアドバイザーとして登用する事業を行いました。

22日は小倉北区で事業の成果を発表する報告会が開かれ、アドバイザーたちもオンラインで参加しました。

このうち、中央卸売市場の担当者は、アドバイザーのコンサルタントとともに、毎月およそ40トン処分される木製パレットの再利用に取り組んだことを報告しました。

この取り組みでは、木製パレットを細かく砕いたチップを使って着火剤を作ったほか、来年には着火剤の製作を体験できる子ども向けのイベントも検討しているということです。

このほか、観光やスタートアップ企業の支援などについても取り組みが報告され、今後は、市の担当職員が事業の成果を生かして課題の解決につなげていくということです。

北九州市スタートアップ推進課の渡辺泰三係長は「市民サービスの向上に向けて民間の活力や知見を使い課題の解決につなげることは重要で今回の事業がきっかけになってほしい」と話していました。