アフリカ4か国の水道事業関係者 岡垣町訪れ浄水場など視察

水道事業に関わっているアフリカ4か国の関係者が9日、岡垣町を訪れ、浄水場などを視察しました。

視察に参加したのは、アフリカのケニア、ウガンダ、ルワンダ、それにガンビアで水道事業に関わっている4人です。

今回の視察はJICA=国際協力機構が計画したもので、日本の水道事業の現状を見てもらい、それぞれの国の水道事業の振興に役立ててもらう狙いがあります。

岡垣町役場では町の水道事業について詳しい説明が行われ、地下からくみ上げた水が各家庭に送られるまでの流れや、水道水のおよそ85パーセントを地下水で賄っていることが紹介されました。

このあと、4人は町営の浄水場を訪れ、ろ過に使われる機械を見たり、地下からくみ上げた水をその場で飲み、水質を確かめたりしていました。

4人は来月5日まで日本に滞在し、北九州市の下水処理場や東京のポンプメーカーなどを視察する予定だということです。

ケニアで井戸の管理などに関わっている、ムワブ・ゴッドウィル・ズンゼさんは「国に帰って少しでも日本の技術に近づけるようにがんばっていきたいと思います。みんなが安全な水を飲めるようにしたいです」と話していました。