平安時代末期の経塚から見つかる 出土品展 福岡 豊前

仏教の経典を納めるために平安時代末期に作られた経塚から見つかった出土品の数々を紹介する企画展が豊前市で開かれています。

平安時代末期は仏教の教えが衰退する末法の時代とされ、その教えを後世に残そうと豊前市の求菩提山周辺でも経典を納めた経塚が数多く作られました。

今回の企画展は求菩提資料館が開催し、豊前市周辺の経塚から見つかったおよそ100点の出土品が紹介されています。

このうち国宝に指定され、複製品が展示されている法華経が刻まれた銅板は、求菩提山で修験道文化を開花させた頼厳上人が作らせたものと伝わっていて、室町時代に発見されました。

このほか、納められた年代や納めた僧の名前が書かれた、国の重要文化財の銅製の経筒なども展示されています。

求菩提資料館の相良悦子副館長は「戦争や疫病が相次いだ混乱の時代に未来への希望を残そうとした人々の思いを知ってもらいたい」と話しています。

この企画展は今月26日まで開かれています。