JR日田彦山線のBRT利用客 鉄道の頃上回る1日400人超

九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線の一部区間がバスを走らせる「BRT」に転換し、開業してから28日で1か月です。
JR九州は、この間の利用客が1日あたり400人を超え、鉄道のころを大きく上回ったことを明らかにしました。

6年前の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線のうち、福岡県の添田駅と大分県の日田駅の間のおよそ40キロの区間は、BRT=バス高速輸送システムに転換して先月28日に開業しました。

この「BRTひこぼしライン」について、JR九州の古宮洋二社長は記者会見で、開業から1か月近くの利用客が合わせておよそ1万1400人に上ったと発表しました。

1日あたりの平均では407人となり、鉄道のころの131人を大きく上回ったということです。

古宮社長は「非常にたくさんのお客様にご利用いただいている」としたうえで、「一時的にとどまるのではなく、地元の方々の日常の交通手段として、また、観光客にもご利用いただくことが私たちの目的だ」と述べ、開業の効果を持続させるための取り組みにより力を入れていく姿勢を強調しました。