北九州市制60年記念の地ビール完成 市役所で報告会

北九州市制60周年を記念して地元の水道水やホップを原料に造られた「地ビール」が完成し、市役所で報告会が開かれました。

「KITAKYUSHU ダブリュー」と名付けられたこの地ビールは、北九州市制60周年を記念して造られました。

22日は原料となるホップの栽培から醸造・販売まで行う団体「響灘ホップの会」のメンバーたちが市役所を訪れて完成を報告しました。

この地ビールは小倉南区の道原浄水場の水道水と、小倉北区の日明浄化センターで下水汚泥を活用して栽培されたホップを原料としています。

一般的なビールは乾燥させたホップを使いますが、このビールは生のホップのまま醸造し、みずみずしさや香りを楽しめる味わいに仕上げたということです。

ビールの缶には地元恒例の花火大会「くきのうみ花火の祭典」をマンホールに表現したデザインなどを採用し、今月30日から市内の酒店やデパート、ネットなどでおよそ2000本限定で販売するということです。

「響灘ホップの会」のデワンカー・バート会長は「ビール造りだけではなく、環境保全やまちづくりの一環として市民や行政、企業などと一緒に造り上げました。市制60周年のことしにふさわしいビールだと思います」と話していました。