北九州シティオペラ イタリア名門歌劇場と公演前にリハーサル

イタリアの名門歌劇場で活躍するオペラ歌手らが出演するオペラ公演が9日から北九州市で始まるのを前に、8日、リハーサルが行われました。

公演を主催するのは「北九州シティオペラ」です。

この団体は、市民に本格的なオペラに親しんでもらおうと、30年前から本場イタリアの各地の名門歌劇場の協力を得ながらオペラの上演を行ってきました。

今回の公演は、イタリアの「カルロ・ゴルドーニ歌劇場」と共同で行うもので、現地から演出家や歌手など19人が来日し、9日からの本番を前に、シティオペラのメンバーとともにリハーサルにのぞみました。

上演される演目は「カヴァレリア・ルスティカーナ」というシチリア島の小さな村を舞台に4人の男女が繰り広げる愛憎劇と、その後を描いた物語です。

本番の衣装をまとった出演者たちは、オーケストラの演奏に合わせながら情感あふれる歌声を披露していました。

このオペラ公演は、小倉北区の「J:COM北九州芸術劇場」で9日から2日間行われます。

演出を手がけたカルロ・アントニオ・デ・ルチアさんは「いい仕上がりで、本番はもっといいものになると思う。見た人に幸せになって帰ってほしい」と話していました。

「北九州シティオペラ」の蓮井求道理事長は「地元で本物のオペラをみなさんに届けたいと取り組んできました。ぜひ楽しんでほしい」と話していました。