小学生がお茶のたて方や作法を学ぶ体験会 北九州市

子どもたちが、お茶のたて方や作法について学ぶ体験会が、30日、北九州市で開かれました。

この体験会は日本の伝統文化に親しんでもらおうと、八幡西区の鳴水小学校が社会科で室町文化を学ぶ6年生を対象に毎年行っています。

表千家同門会福岡県支部の人たちが講師を務め、子どもたちはまず、お点前を披露してもらいながら茶菓子を食べるタイミングやお茶の飲み方などの作法を教わりました。

続いて、交代でお点前に挑戦し、手ほどきを受けながら茶せんを振ってお茶をたて、友だちにふるまいました。

受け取った子どもたちは、ぎこちないながらも、作法どおりに茶わんをまわして口に運ぶと、思わず苦そうな表情を見せたり、ほっと一息ついたりしていました。

女子児童の1人は「室町時代から令和まで、茶の湯が受け継がれていると知り、すごいなと思いました。苦いと思っていたけど、甘かったです」と話していました。

また男子児童の1人は「茶わんを2回回すことなど作法を学ぶことできいい経験になりました。室町時代についての学習にいかしたいです」と話していました。