理工系学生対象の洋上風力発電研修会 巨大風車を見学 北九州

洋上風力発電の関連産業が集まる北九州市で、理工系の学生などを対象にした研修会が行われ、洋上に浮かぶ巨大な風車を見学しました。

研修会は、洋上風力発電への関心を持ってもらい、将来の人材確保につなげようと北九州市が企画し、理工系を中心に全国各地から大学生や大学院生およそ30人が参加しました。

参加者たちは船で響灘沖に向かい、高さ72メートルのタワーに設置された直径100メートルのブレードと呼ばれる巨大な羽が勢いよく回る様子を間近で見学しました。

この風車は、NEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構が実証実験を行っている「浮体式」と呼ばれる浮かせた風車をチェーンで海底につなぐタイプのもので、水深が深い場所でも設置が可能だと説明を受けていました。

風力発電の研究をしているという青森県の大学4年生の男性は「こんなに近くで風車が回っている様子を見たことがなかったのでいい経験になりました。今回学んだことを今後の研究にもいかしたい」と話していました。