市営住宅で白骨化した遺体見つかる 北九州 小倉北区

市営住宅で白骨化した遺体見つかる 北九州 小倉北区

23日、北九州市小倉北区の市営住宅の1室で白骨化した遺体が見つかり、警察は部屋の住人から事情を聞くとともに死因や身元の特定を進めています。

23日午後5時すぎ北九州市小倉北区南丘の市営住宅で、「消防設備の点検に訪れた部屋で遺体が見つかった」と管理会社から警察に通報がありました。

警察によりますと遺体は服を着た状態で白骨化し、布団の上にあおむけに横たわっていて、目立った外傷はなく、上から布団が掛けられていたということです。

この部屋には親子4人が住んでいて、警察官が駆けつけた際、室内には70代の母親と40代の次男がいましたが、50代の長男と40代の長女とは連絡が取れていないということです。

警察は母親らに事情を聞くとともに死因や身元の特定を進めています。

町内会長と民生委員を務める女性によりますと、長女はしばらく前に家を出ていて、今は暮らしておらず、その長女から、長男は寝たきりの状態だと聞いていたということです。

女性は「お母さんと一番下の息子さんが買い物に出かける姿はよく見ましたが、寝たきりの息子さんは会ったことがありません。見守り活動で訪問しても返事はありましたがドアは開けてくれませんでした」と話していました。