詐欺被害対策で高校生が高齢者にスマホ教室 福岡 行橋

スマートフォンを利用する高齢者が、詐欺の被害に遭うケースが後を絶たないなか、行橋市で高校生が対策などを教えるスマホ教室が開かれました。

このスマホ教室は行橋市の社会福祉協議会と行橋高校が開いたもので、高校生たちが講師を務め地元の高齢者5人が参加しました。

市の社会福祉協議会によりますと高齢者の間にスマホの普及が進む一方、最近はLINEなどのSNSで勝手にグループに追加されたうえで、うその投資話を持ちかけられ、詐欺の被害に遭うケースが増えているということです。

21日のスマホ教室では参加者たちは、グループに勝手に追加された場合に、どうすれば退会できるのかや、勝手にグループに追加されないためにどのような設定が必要かなど具体的な対策を学びました。

そのうえで、スマホ決済や病院のオンライン予約の仕方などを実際にスマホを使いながら教わっていました。

参加した高齢者は「詐欺などに巻き込まれる不安があり、スマホを使うのためらっていたが、これで自信を持って利用できる」などと話していました。

講師として参加した行橋高校3年の、岡崎心咲さんは「高齢者が安心してスマホを活用することで生活の質を高めてもらいたい」と話していました。