自民福岡10区の党員投票は吉村県議

自民党福岡県連は次の衆議院選挙の候補者の選任に向け、福岡10区で党員投票を行った結果、吉村悠県議会議員が最も多くの票を獲得したと発表しました。県連はこの結果を党本部に上申することにしています。

自民党福岡県連は次の衆議院選挙の候補者の選任に向け、前回、議席を失った福岡10区で公募を行い、事前の書類や面接の審査に通過した4人について、党員投票を行い、9日結果を発表しました。

それによりますと、県議会議員の吉村悠氏が有効投票数の67%を獲得したということで、県連はこの結果を党本部に上申することにしています。

これを受け、吉村氏は記者団の取材に応じ、「たくさんの支持をいただきうれしく思う。地域や党員の声を聞いてこのような結果になったことを党本部はしっかり考えてくれると思う」と述べました。

一方、事前の面接審査で不合格となった北九州市議会議員で自民党の大石仁人氏は無所属で立候補する考えを示していて、保守分裂の可能性も出ています。

また、前回の選挙で落選した前の衆議院議員の山本幸三氏もことし6月に開かれた党の会合で独自に10区での公認を目指す考えを示しています。

衆議院福岡10区は立憲民主党の城井崇氏が現職です。