北九州・京築地区の景気判断 「回復している」日銀北九州支店

日銀北九州支店は、北九州・京築地区の景気判断について、「回復している」として2か月連続で判断を据え置きました。
今後については、自動車の生産などに影響を与える海外経済の動向を注視する必要があるという見方を示しています。

日銀北九州支店は1日、北九州・京築地区の金融経済概況を発表しました。

それによりますと、「公共投資」については「緩やかに増加している」として先月から判断を引き上げる一方、「住宅投資」については「弱めの動きとなっている」として判断を引き下げました。

輸出や個人消費、生産などこのほかの項目ではいずれも判断を据え置き、北九州・京築地域の全体の景気判断としては「回復している」として、2か月連続で判断を据え置きました。

日銀北九州支店の寺山大右支店長は今後の景気について、「海外経済の動向を注視している。自動車などの生産は海外の需要が高いことを受けて増産が続いているので、それが続くかどうか気にしている」と話していました。