新築オフィスビル 約25年ぶりに完成 山口 下関

下関市の中心部に、新築としてはおよそ25年ぶりとなるオフィスビルが完成し、26日、しゅんこう式が行われました。

JR下関駅近くに新たに完成したビルは、地元の不動産会社が下関市の補助制度を活用しおよそ20億円をかけて建設しました。

26日は、ビルの前でしゅんこう式が行われ、不動産会社や市の関係者などがテープカットをして完成を祝いました。

ワンフロアおよそ500平方メートルの地上9階建てのビルは、2階から上をオフィスとして貸し出す予定で、女性用のトイレには化粧台が設置されているほか、屋上にはランチや休憩時間などにくつろぐスペースが設けられています。

不動産会社によりますと、すでに県内の7つの企業がテナントとして入ることが決まり、東京の企業4社も検討しているということです。

このビルは、オフィスビルの建設促進に伴う下関市の補助事業として今後3年間で最大3億円の支援を受ける予定で下関市中心部でのオフィスビルの新築は、およそ25年ぶりだということです。

不動産会社の笹原友也社長は、「下関の玄関を活性化し、雇用の創出や産業の振興につなげるとともに県外からの企業誘致を目指したい」と話しています。