人の拳ほどの大きさ「でかにんにく」出荷が最盛期 水巻町

水巻町の特産品で、人の拳ほどの大きさがある「でかにんにく」の出荷が最盛期を迎えています。

「でかにんにく」は、一般的にはジャンボニンニクと呼ばれるネギ科の野菜で、西洋ネギの仲間とされています。

大きなものは直径がおよそ10センチ。

一般的なニンニクの5倍ほどにもなります。

水巻町では10戸の農家が栽培していて、今が出荷の最盛期を迎えています。

地元の特産品センターには乾燥させた「でかにんにく」が次々と持ち込まれていました。

町の担当者によりますと、去年やおととしは天候不良の影響を受けましたが、ことしは天候に恵まれて収穫量や品質ともに例年並みの出来だということです。

「でかにんにく」はほんのりとニンニクに似た香りがしますが、辛みは弱く火を通すとまろやかな甘みがあるのが特徴です。

生産者の津田敏文さん(73)は「おいしさはよそには負けません。もうすぐ皆さんの食卓に届くと思うので召し上がってもらいたいです」と話していました。

「でかにんにく」の出荷作業は今月中旬まで続き、順次、北九州市内のスーパーや地元の直売所などで販売されるということです。