北九州市 今月30日からEVバス運行 開始前に試乗会

北九州市でEV=電気自動車のバスの運行が今月30日から、始まるのを前に、報道関係者向けの試乗会が行われました。

北九州市は、環境に優しいまちをPRするため若松区に本社を置くベンチャー企業のEVバスを、今月30日から1台導入します。

27日は報道関係者向けの試乗会が行われバスはエンジンの振動がない、EV特有のスムーズな動きで走り始めました。

このEVバスは運転手を含めて29人乗りで、運転席には、タッチパネルが備えられ、車内のカメラやライトの点灯などを操作できるようになっています。

また、乗客の座席にはUSBの充電設備が備え付けられています。

車体の後部にはバッテリーが積み込まれていて1回の充電でおよそ290キロ走行できるということです。

北九州市によりますと、このEVバスは若松区や戸畑区を中心とした路線で平日は1日7便運行するということです。

北九州市交通局営業推進課の實藤一課長は「すごく静かで、乗り心地が良かった。北九州市が目指すゼロカーボンシティを積極的にPRするとともに、災害時には電源車としても活用したい」と話していました。