バンコク市の職員が高齢者のトランポリン教室を視察 北九州市

少子高齢化が進む日本の介護予防について学ぼうとタイの首都バンコクの職員たちが北九州市を訪れ、高齢者でも気軽に楽しめるトランポリン教室を視察しました。

視察に訪れたのは、バンコクの保健局の職員36人です。

27日は、小倉北区にある市の総合保健福祉センターで、1人乗りのトランポリンを使った運動教室が紹介されました。

「ケア・トランポリン」と呼ばれる1人乗りのトランポリンは、直径1メートルの大きさで手すりがあるため高齢者でも安心して運動することができます。

バンコクの保健局の職員たちは、実際にトランポリンに乗って、高齢者たちと一緒に音楽に合わせて足踏みをして体験していました。

トランポリン教室を主催する北九州市の団体によりますと、このトランポリンは運動を続けることで筋肉量が増えるなどの効果があり高齢者の介護予防につながることが期待されているということです。

バンコク保健局のスントン・スントンチャート局長は「高齢者が楽しく運動できると実感できた。タイでも導入を検討したい」と話していました。

タイでは今後、少子高齢化が進むことが予想されていて一行は今回の視察で、県内の特別養護老人ホームや介護人材の育成施設も訪問するということです。