飲酒事故の遺族が直方の高校で講演 飲酒運転の撲滅を呼びかけ

飲酒運転の事故で娘を亡くした男性が直方市の高校で講演し、生徒たちに飲酒運転の撲滅を呼びかけました。

糸島市の大庭茂彌さんは平成11年に当時大学生だった娘を、飲酒運転の車が絡む事故で亡くしました。

8日は、直方市の筑豊高校の全校生徒300人あまりを対象にした講演会を開き、飲酒運転の車が娘と友人らが乗車していた軽自動車に正面からぶつかり3人が亡くなった、当時の状況を振り返りました。

また、娘を含む被害者たちの等身大のパネルや事故当時の靴を使って飲酒運転を撲滅するための活動を続けていることを説明した上で、「これからは自分のことだけでなく、家族やみんなのことを考えて生活してもらいたい」と述べ、飲酒運転をしないことや命を大切にすることを呼びかけていました。

2年生の女子生徒は「これからは全員が車の免許を取ると思うので加害者にならないように気をつけたいと思います」と話していました。

また、3年生の男子生徒は「運転免許を取ったときはお酒を飲んで加害者にならないようにしたい」と話していました。