北九州空港と韓国のムアンを結ぶチャーター便が運航開始

北九州空港と韓国南西部にあるムアンを結ぶチャーター便の運航が24日から始まりました。
国際線の再開の動きが広がるなか、北九州市はインバウンド回復への期待を寄せています。

チャーター便は定期路線とは違い、観光などのニーズにあわせて運航される不定期便で、今回は韓国の航空会社「ハイエア」が九州北部の観光ツアーのために運航します。

24日は、昼過ぎに韓国からの観光客、およそ40人を乗せた第1便が北九州空港に到着しました。

空港のロビーでは北九州市の職員らが出迎えて一行を歓迎しました。

北九州市によりますと、北九州空港とムアン空港を結ぶ便については、韓国の別の航空会社が平成30年に定期路線を開設しましたが、日韓関係の悪化の影響を受けて次の年に廃止となりました。

今回の「ハイエア」のチャーター便はことし8月末まで週に5日、それぞれ1往復で運航されますが、北九州市はコロナ禍のあとのインバウンド回復につながる動きとして期待しています。

北九州市空港企画課の尾崎英一担当課長は「韓国からのインバウンドの熱が高まっていると実感しています。北九州空港に多くの方に降りていただき、市内にたくさん来ていただくことを望んでいます」と話していました。