「山田緑地」でニホンミツバチの蜂蜜の採取始まる

北九州市小倉北区にある広域公園の「山田緑地」では、在来種のニホンミツバチを使った養蜂が行われていて、ことしも蜂蜜の採取が始まりました。

この取り組みは地元のNPO法人「グリーンワーク」が10年ほど前から行っているもので、22日は「グリーンワーク」会長の舛本哲也さんらが巣箱を開けて蜂蜜の採取を行いました。

板状の巣には蜜がたっぷり含まれていて、舛本さんらは蜜をろ過させながら容器に集めていました。

「グリーンワーク」によりますと、ニホンミツバチの蜜は年に1度しか採取できず、取れる量はセイヨウミツバチよりも少量であるため、「幻の蜂蜜」とも呼ばれています。

舛本さんは「糖度を測ったら80度あったのでできは非常によくおいしいです。ニホンミツバチの蜂蜜は日本人にとってなじみのあるおいしい蜂蜜なので北九州市民の皆さんに味わってほしいです」と話していました。

この蜂蜜は、近く、「山田緑地」内の売店や市内のデパートで販売されるということです。