県東部「京築地域」で活動する美術愛好家の作品展 行橋

福岡県東部の京築地域で活動する美術愛好家の作品を集めた展覧会が19日から行橋市の公民館で始まりました。

「行橋市美術展覧会」は、行橋市などが毎年開いているもので、会場には美術展の会員のほか、地域の愛好家が応募した絵画や書、写真など合わせて192点の作品が展示されています。

このうち、最高賞の行橋市長賞に選ばれた豊前市の井上由佳さんの水墨画の作品「千手観音菩薩」は、お堂のすき間から差し込む光が仏像の顔を照らす様子を描いています。

また、美術展の名誉会員で行橋市に住む有益人良竹さんの水彩画の作品は、みやこ町にあるイチョウの並木道を描いたもので、色を重ね合わせることでイチョウの黄色を美しく表現しています。

訪れた人たちは「絵の中に入り込んだみたいで幸せな気分になります」とか「見ていると作品に吸い込まれるような感じがします」などと話していました。

この美術展は今月22日まで、行橋市中央公民館で開かれています。