大学生が吉富町で空き家の実態調査 活用策まとめ町に報告書
吉富町で空き家の実態調査を行ってきた学生が活用策を取りまとめた報告書を作成し、町に提出しました。
報告書を提出したのは、吉富町の隣の大分県中津市にある大分県立工科短期大学校の学生です。
全国的に空き家の増加が課題となる中、町ではこの学校と連携して空き家の有効な活用策を探ってきました。
提出された報告書には、去年10月に学生が行った実態調査の結果を踏まえた活用策が盛り込まれています。
それによりますと、町の中心部にある26軒の空き家のうち20軒近くは利用が可能だということで、カフェやゲストハウスとしての活用を提言しています。
また、町が起業支援のために格安で提供している店舗の入居者が、入居期限終了後も事業を継続できるよう空き家を提供する案も盛り込まれています。
町では早速、今月で入居期限を迎える店舗の事業者に空き家を使ってもらうということです。
報告書を提出した2年生の宮本優愛さんは「私たちの提言が生かされて多くの人が訪れる町になってほしいです」と話していました。
吉富町地域振興課の軍神宏充課長は「若い学生の感性で提言を出してもらいました。すぐにも活用させてもらい元気な町作りに役立てていきたい」と話しています。