国土交通省 北九州空港の滑走路延長を決定 事業化へ手続き
北九州空港の滑走路を3000メートルに延長する計画について、国土交通省は事業化に向けた手続きに入ることを決めました。
国土交通省は、北九州市や福岡県の要望を受け、大型の貨物機が安全に離陸できるよう、北九州空港の滑走路を現在の2500メートルから3000メートルに延長することを計画していて、費用対効果の検証や周辺環境への影響調査などを進めてきました。
その結果、国土交通省は28日、事業化に向けた手続きに入ると発表しました。
専門家などでつくる第三者委員会に計画を諮り、新規事業としての採択が妥当と評価されれば、新年度の国の予算に事業費が盛り込まれる見通しです。
北九州空港は九州で唯一24時間の運用が可能で、北九州市が物流の拠点化を進めています。
滑走路が延長されれば、大型貨物機の長距離運航も可能になり、さらなる機能強化が期待されます。
今回の発表を受け、武内市長は「先週の金曜日に私自身も国土交通省に行って強くお願いをしてきた。具体的な形でさっそく動き始めたことは心強くありがたい」と話しています。