企業の賃上げ コロナ禍前まで回復 北九州商工会議所の調査

北九州商工会議所が会員企業を対象に行った調査で、この春の賃金の引き上げ額は、平均5500円あまりとコロナ禍前の水準まで回復したことが分かりました。

北九州商工会議所は、ことし4月から先月にかけて会員企業800社を対象に賃金に対するアンケート調査を行い、450社から回答がありました。

それによりますと、この春に賃上げを行った企業は56%で、前の年度から3.7ポイント増加しました。

また、引き上げ額は、すべての業種の平均で5554円と前の年度から992円増え、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の水準にまで回復しました。

一方、この春に大学や高校などを卒業した人の初任給は、大卒の平均が19万9028円、高卒の平均が17万2209円になるなどすべての学卒で昭和56年の調査開始以来、過去最高となりました。

北九州商工会議所の津田純嗣会頭は「コロナも収まりつつあり、イベント系の業種などはさまざまな計画を立てている。今後はサービス業で賃金の上昇が期待される」と話していました。