重蔵神社で被災者に新たな形で支援物資を配布 石川県輪島市

能登半島地震の被災者を支援しようと、輪島市中心部にある神社では全国から寄せられた物資をもとに生活物資の配布を行っています。
地震から半年以上がたつなか物資の提供は減ってきたということで、神社では新たな方法で支援を続けています。

輪島市河井町の重蔵神社は全国から寄せられた物資をもとに生活物資の配布を行っていて17日はサバの缶詰や野菜などが境内に並べられました。
神社には200人あまりの列ができ、被災者たちはひとつずつ物資を受け取っていました。
重蔵神社では支援物資の配布をことし1月から続けてきましたが、最近は物資の提供が少なくなっているということで、7月からは集まった人たちに100円ずつ寄付してもらい、地元の小売店などから物資を購入して補充しているということです。
訪れた80代の女性は「仮設住宅に暮らしていて生活が苦しいのでこうした支援は本当にありがたいです」と話していました。
支援を続けている重蔵神社の禰宜、能門亜由子さんは「まだまだ支援が必要な方たちがいるのでできる限り活動を続けていきたい」と話していました。
重蔵神社では支援物資の配布を週2回、水曜日と土曜日の午後5時から行っています。