大地震から身を守る「シェイクアウト訓練」 一斉に実施

大地震に備えるための「シェイクアウト」と呼ばれる訓練が能登半島地震のあと初めて県内で一斉に行われ、参加者が地震から身を守るための行動を改めて確認しました。

この訓練は石川県内の自治体や企業、学校などが参加して毎年行われていて、このうち金沢市の三馬小学校では全校児童500人あまりが参加しました。
午前11時に地震を知らせる放送が流れると、子どもたちは教員の指示を受けて素早く机の下に隠れ、じっとしていました。
「シェイクアウト」と呼ばれる訓練は、しゃがんで身を低くする、机の下などに隠れて頭を守る、じっとして動かないといった行動をとっさに取ることができるようにするのが狙いです。
能登半島地震のあとに実施されるのは初めてで、この学校では地震の印象が強く残っている子どもたちへの配慮として警報のベルなどを鳴らさないようにしたということです。
5年生の児童は「前から訓練をしていたので1月の地震の時はすばやく机の下に隠れることができました」と話していました。
別の児童は「ふだんから訓練をしていれば、本当に地震が起きたときにも落ち着いて命を守る行動ができると思います」と話していました。