大の里が地元の津幡町で優勝パレード ファン2万5千人

大相撲夏場所で初優勝を果たした大の里の優勝パレードが、出身地の石川県津幡町で行われ、1週間後に始まる名古屋場所に向けて「優勝できるかは考えず一番一番、集中して戦いたい」と意気込みを語りました。

大の里は先場所、幕下付け出しとしては最も早い初土俵から7場所目で初優勝を果たし、7日、生まれ育った石川県津幡町で優勝パレードを行いました。
大の里は、師匠で元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方とともにオープンカーに乗り込み、町の中心部にある800メートルの道のりを20分かけて進み、大の里の名前が書かれたタオルや、「優勝おめでとう」と書かれたうちわを持ったファンの歓声に手を振って応えていました。
津幡町によりますと、パレードには2万5000人のファンが集まったということです。
そして、ゴール地点の町役場に到着すると、大の里は小学生の時に通っていた相撲教室に所属する子どもたちから花束を受けとっていました。
大の里は「小学生のころ近くの公園でよく遊んでいたので、優勝パレードでこの道を通ることができ、うれしかった。名古屋場所では優勝できるかは考えず一番一番、集中して戦いたい」と話していました。
大の里が新関脇として臨む大相撲名古屋場所は7月14日に始まります。