七夕を前に「のと鉄道」穴水駅で復興を願う短冊を飾りつけ

能登半島地震で大きな被害を受け、4月に全線で運転を再開した石川県の「のと鉄道」の穴水駅では、七夕を前に、社員などが全国から復興を願って寄せられた短冊などを飾りつけました。

1日、穴水駅では社員や町の職員が用意された8本のささに、全国から寄せられた400枚ほどの短冊などを飾りつけました。
短冊には、「復興祈願」や「早く能登が元の状態に戻りますように」などと復興に向けた応援メッセージが書かれていました。
また、地震の発生時刻の午後4時10分には、社員や駅を利用する人が集まり、警笛と駅の放送にあわせて黙とうをささげました。
子どもと毎日列車を見に来るという30代の女性は、「たくさんの人に助けてもらっていると感じる半年でした。電車を見送ったり、駅員の方と話したりできると日常に戻ってきたと感じます」と話していました。
「のと鉄道」の中田哲也社長は、「応援メッセージに勇気づけられ、負けてられないという気持ちになりました。復興ではなく、まだ復旧半ばだと思うので、地域に寄り添ってのと鉄道も一緒に頑張りたいです」と話していましたこの七夕飾りは7月7日まで、穴水駅のほか能登中島駅と田鶴浜駅でも飾られ、駅を利用する人も願い事を書いた短冊を飾りつけることができるということです。