大相撲名古屋場所の番付発表 大の里は早くも関脇に

7月14日に始まる大相撲名古屋場所の番付が発表されました。
先場所で初優勝を果たした大の里は幕下付け出しの力士としては昭和以降、2番目に並んで早い所要7場所で初めて関脇に昇進しました。

大の里は新小結として臨んだ先場所、身長1メートル90センチを超える体格を生かして前に攻める相撲を持ち味に、12勝3敗の成績を収めて初優勝を果たしました。
初土俵から7場所目での初優勝は幕下付け出しとしては最も早い記録で、付け出しを除いても、新入幕として110年ぶりとなる優勝をことしの春場所で果たした尊富士の10場所目よりさらに早くなりました。
そして、7月14日に初日を迎える名古屋場所では関脇に昇進することになりました。
大の里は1日、愛知県安城市にある二所ノ関部屋の宿舎で記者会見し、「朝起きて番付を見て、先場所より上がっていたのでうれしかった」と昇進の喜びを話しました。
次の番付である大関に向けては「上に目指せるものがあるのは三役に上がった者の特権なのでアピールをして頑張りたい」と意気込みを話しました。
また、1日で能登半島地震の発生から半年になることを踏まえて、「本当に一生懸命、土俵の上で頑張るだけだ。その姿を石川県のみなさんに見せたい」と抱負を述べました。
先場所で12勝3敗と勝ち越した穴水町出身の遠藤は、東の十両3枚目から番付を6枚上げて2場所ぶりに幕内に返り咲き、西の前頭14枚目で臨みます。
先場所で11勝4敗と勝ち越した七尾市出身の輝も東の十両5枚目から番付を6枚上げて幕内に返り咲き、東の前頭16枚目で臨みます。
先場所で5勝10敗と負け越した津幡町出身の欧勝海は、東の十両13枚目から番付を4枚下げて西の幕下3枚目で臨みます。
そのほかの幕下は2人です。
羽咋市出身の深井は東の13枚目、能登町出身の栃登は西の57枚目となりました。
三段目は1人です。
白山市出身の豊雅将は東の8枚目です。
序二段は3人です。
穴水町出身の大翔は東の20枚目、津幡町出身の濱田は、序の口の6枚目から序二段の西の53枚目に、小松市出身の綿谷は西の62枚目になりました。
序の口は1人です。
金沢市出身の炎鵬は序二段の東の100枚目から序の口の西の13枚目となりました。
大相撲名古屋場所は7月14日に名古屋市の愛知県体育館で初日を迎えます。