金沢市久安の会社員殺人事件16年 遺族が捜査へ協力求める

金沢市久安のアパートで当時22歳の男性が殺害された事件から16年となるのにあわせ、警察と遺族は27日夜、現場近くで捜査への協力を呼びかけました。

2008年6月、金沢市久安のアパートで会社員の橋本清勝さん(当時22歳)が、何者かにフライパンで殴られ殺害されているのが見つかりました。
事件が起きたのは、6月27日の午後8時頃から深夜にかけてとみられ、27日夜は、同じ時間帯に警察と橋本さんの両親が捜査への協力を呼びかけました。
事件の発生時間帯、当時20代くらいの黒いニット帽をかぶった男性がアパートから出てきたところが目撃されていて、警察官たちは、この男性の似顔絵が描かれたティッシュを配り情報提供を求めていました。
橋本さんの父親の充史さんは「これが最後と思って活動しました。情報が集まって、犯人の逮捕に1歩でも近づくといい」と話していました。
金沢中警察署の宮下忠信生活安全刑事官は「あらゆる方法で情報を集め、収集した情報をしっかりと分析して今後の捜査につなげていきたい」と話しました。
警察はいまも30人態勢で捜査にあたっていますが、容疑者の逮捕には至っておらず、金沢中警察署は電話番号076ー222ー0110で情報提供を受け付けています。