輪島市議会 125億円余りの補正予算案を可決

輪島市議会の6月定例会は21日、最終日を迎え、能登半島地震からの復旧・復興に関連する事業費を中心とした一般会計の総額で125億円余りの補正予算案を可決し、閉会しました。

輪島市議会の6月定例会は最終日の21日、本会議が開かれ、一般会計の総額で125億円6100万円の補正予算案が全会一致で可決・成立しました。
成立した補正予算のうち、能登半島地震からの復旧・復興に関連する事業費は120億5000万円と全体の95%余りを占めています。
この中には被災した建物の地盤や地盤を支える壁などの復旧にかかる工事費のおよそ3分の2を補助する事業として3億8330万円が新たに盛り込まれています。
また、社会福祉施設の再開をめざす事業者が負担する費用を10分の1に抑えるための補助金として1億円、被災した小学校の仮設校舎や給食の調理設備の整備費として5820万円、それに被災地域の振興策として観光客誘致などを目的としたPR活動費として1100万円などが盛り込まれています。
市議会の閉会後、坂口茂市長は補正予算の成立について「復旧・復興に向けて被災者の支援などをスムーズに実施できる。復興の先へ被災者が歩みを進められるようしっかり取り組んでいきたい」と話していました。