七尾ツインブリッジ 通行再開まで1年以上かかる見通し 

能登半島地震の影響で通行止めが続く七尾市の「ツインブリッジのと」は、暫定的な通行再開まで1年以上、本格的な復旧には3年程度かかる見通しとなりました。

全長が620メートルある七尾市の「ツインブリッジのと」は、能登島と能登半島を結ぶ橋の1つです。
能登半島地震で橋桁が損傷したほか、陸地側の道路との間におよそ40センチの段差ができるなど大きな被害を受け、通行できなくなっています。
このため、大規模な修繕工事が必要になることから、石川県は、暫定的に通行できるようになるまで1年から1年半、本格的な復旧には3年程度かかる見通しを示しています。
橋桁を持ち上げて壊れた「連結材」を交換するほか、海上にある橋脚を修復する作業などを行うということです。
「ツインブリッジのと」は、地震の前は1日あたり500台から700台ほどが利用していましたが、当面、能登島との往来は「能登島大橋」だけに限られる状況が続くことになります。
石川県は「住民にとって重要な生活道路であり、地域の復旧・復興にも影響が出ている。安全性を確認しながらできるだけ早く工事を進めたい」としています。