輪島市 設備が復旧 小学校でプール開き

能登半島地震の被災地、石川県輪島市の小学校で地震で破損したプール設備の復旧が完了し、18日にプール開きが行われました。

輪島市立の門前東小学校では元日の地震でプールの水道管と排水管が破損しましたが、6月になって復旧工事が完了し、ボランティアなどによる清掃も行われて再び使えるようになりました。
プール開きは午後の授業で行われ、地震の影響で校舎が使えなくなっている近くの小学校の児童も含めて1年生から6年生までの50人余りが参加しました。
最初に鰐渕夏以校長が「たくさんの人たちがプールをきれいにしてくれたので感謝しましょう」とあいさつしたあと、5年生と6年生の児童がプールに入り、バタ足やクロールなど4つの泳ぎ方で25メートルを泳ぎました。
18日の輪島市は日中の最高気温が27度と夏日になり、子どもたちは歓声を上げながら久しぶりのプールを楽しんでいました。
6年生の児童は「水がちょっと冷たかったけど、楽しかった」とか「クロールで50メートルを泳げるようになりたい」などと話していました。
田中裕之教頭は「大変な状況の中で学校に通っている児童もいるので、プールが子どもたちの憩いの場として楽しめる場所になってほしい」と話していました。