穴水町 仮設商店街の建設始まる

能登半島地震で被害を受けた店舗が入居する仮設商店街の建設が穴水町で始まり、店の経営者からは「仮設で営業を続けながら再建を目指したい」という声が聞かれました。

穴水町は、6月に中小企業などの支援を行う独立行政法人の補助を受けて、中心市街地にある広場で、仮設商店街の建設を始めました。
仮設商店街は、広さがおよそ650平方メートルのプレハブ平屋建てで、建物が被害を受け営業ができない店舗は、少なくとも2年間家賃が無料で入居することができます。
仮設商店街には、現在、オートバイ店や飲食店、それに美容室など9つの店舗が入居する予定で、ことし9月から順次、営業を始めるということです。
このうち、穴水町役場の近くでオートバイや自転車を販売・整備していた店は、今回の地震で建物が全壊し、現在は解体されてさら地になっています。
オートバイ店は、仮設商店街で営業を続けながら、元の場所で新しい店舗の再建を目指しているということです。
オートバイ店を経営する山下哲哉さんは「仮設商店街は家賃が無料なので、大変ありがたいです。1日も早く完成させてもらい、営業を続けることで再建につなげたい」と話していました。