輪島市の小学校で「プール開き」前に掃除

能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市内の小学校で、「プール開き」を前に子どもたちがプール掃除に汗を流しました。
学校によりますと仮設住宅や避難所から学校に通っている児童も多く、みんなプールを楽しみにしているということです。

輪島市の「門前東小学校」は、6月18日の「プール開き」を前に、12日午後から、5年生と6年生の児童と教師、それにボランティア、40人あまりがプール掃除に取り組みました。
きょうの輪島市は、日中の気温がことし最高となる32.7度まで上がり、真夏日となりました。
子どもたちは、日よけの帽子をかぶってこまめに水分補給するなど熱中症に気をつけながら、デッキブラシやたわしを使って汚れを落としたり、プールの底にたまった砂を掃除したりしていました。
この小学校では、夏休み中も水泳教室が開かれるということです。
学校によりますと仮設住宅や避難所から学校に通っている児童も多く、みんなプールを楽しみにしているということです。
6年生の女の子は「地震のあと、みんなで遊べなかったから、プールで一緒に遊んだりできるのが楽しみです」と話していました。
門前東小学校の田中裕之教頭は「こんなに子どもたちの笑顔が見られて、本当にうれしいです。プールを楽しんでもらいたいです」と話していました。