千枚田 修復に集う 輪島

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の「白米の千枚田」では地元の人たちによる田んぼの修復作業が行われています。

「白米千枚田」は日本海に面した斜面に1000枚以上の小さな田んぼが広がっていますが、能登半島地震でおよそ8割の田んぼに亀裂が入るなど大きな被害を受けました。
5月に修復された120枚の田んぼで田植えが行われましたが、来年の田植えに向けて地元の住民グループと地元業者が田んぼの修復を始めています。
地元の人たちは田んぼの亀裂や壊れたあぜをスコップやハンマーを使って手作業でなおしていきました。
このグループのメンバーはほとんどが輪島市内や金沢市内へ避難をしているということです。
すべての田んぼの修復時期の見通しは立っていませんが天気の良い日に集まってことしは秋まで少しづつ修復を続けるということです。
この地元の住民グループ「白米千枚田愛耕会」の白尾友一会長は「皆さんまだ避難してるんですけど集まっていただいてもう感謝しかないです。みんなと集まって顔を見て元気そうだなとそれだけでもやっぱり嬉しい気持ちですね。千枚田のつながりが大きいです」と話していました。