輪島市 経団連が被災児童に励ましの手紙と文房具

能登半島地震で被災した子どもたちを元気づけようと、経団連の担当者が石川県輪島市の小学校を訪れ、児童たちに励ましのことばをつづった手紙とともに文房具を手渡しました。

経団連は、ことし1月の能登半島地震を受けて石川県の輪島市や珠洲市など被災した5つの自治体のすべての小学校に文房具を届ける活動を行っています。
21日は、経団連の担当者3人が輪島市門前町にある門前東小学校を訪れ、代表の児童たちに「みなさんのことをいつも思っています」などの励ましのことばをつづった手紙とともにボールペンやノートなどのセットを手渡しました。
この小学校では断水などの影響で地震の発生からおよそ3週間、休校を余儀なくされ、その後、授業や給食は再開されましたが、いまも校舎の一部が避難所として利用されています。
中には、避難生活を続けている児童もいることから、学校では定期的にスクールカウンセラーを招くなどして、心のケアにあたっているということです。
自宅が全壊して仮設住宅で生活している6年生の男子児童は「ボールペンなどいただけてうれしいです。学校ではとにかく楽しく過ごして、友達と仲よくしたい」と話していました。
門前東小学校の鰐渕夏以校長は「まずは安心して通える学校づくりを目指したいです」と話していました。