農業や漁業など支援ボランティアが羽咋市で田んぼのあぜ草刈り

能登半島地震の被害を受けた農業や漁業などの復興を支援する石川県のボランティアが、羽咋市の農家に派遣され、地震の影響で作業が遅れている田んぼのあぜでの草刈りを行いました。

石川県は、農業や漁業などの復興を支援するため「能登農林水産業ボランティア」を募集し、各地に派遣していて、羽咋市には、きょう初めて県内外のボランティア5人が派遣されました。
5人は、はじめに市内の農事組合法人が管理する田んぼで、法人の濱田栄治代表から草刈りに使う機械の説明を受けました。
そして、およそ6ヘクタールある田んぼで作業を開始し、あぜの草刈りを手際よく進めていました。
法人によりますと、地震で壊れた水路の補修工事をした影響で、例年に比べて2週間から3週間ほど草刈りが遅れているため、今回、ボランティアの派遣を依頼したということです。
長野県から参加した50代の男性会社員は「5年前に長野県で千曲川が氾濫した際、珠洲市の方がボランティアに参加されたと聞き、今回、石川県でボランティアに参加しました。復興するまでお手伝いさせていただきたい」と話していました。
農事組合法人「アグリスターオナガ」の濱田代表は「来ていただける方の気持ちが本当にありがたいです。自分も頑張って作業をしようという気持ちがわいてくるので、大変うれしいです」と話していました。