障害者の支援拠点を開設 七尾市

能登半島地震で被災した障害者の生活を支援する拠点の施設が、七尾市に開設されました。

新たに七尾市に開設されたのは、全国の障害者団体などでつくる「JDF=日本障害フォーラム」が運営する「能登半島地震支援センター」です。
5人程度のスタッフが交代で常駐し、被災した障害者の自宅へ出向いて部屋の片付けを手伝うほか、食料などの物資を届けます。
また、車を運転することができない障害者に対しては、病院の送り迎えや、自宅から出た災害廃棄物の運搬などを支援します。
さらに、公費解体や義援金の受け取りといった行政手続きについての説明を行い、申請に付き添って支援することなども検討しているということです。
センターは、県内の障害者団体を通じて利用を呼びかけるほか、個別の相談や問い合わせにも応じるとしています。
電話番号は、070ー3288ー2303です。
「能登半島地震支援センター」の本田雄志事務局長は「被災した障害者は自分からSOSを出せず、支援が見逃されているケースがある。まずは困っている障害者の声を聞き取って、きめ細かい支援につなげていきたい」と話していました。