珠洲市の道の駅が連休に合わせ再開 多くの人たちでにぎわう

能登半島地震で営業を休止していた石川県珠洲市の「道の駅」が、この大型連休にあわせて再開し、多くの人たちでにぎわっています。

珠洲市野々江町にある道の駅「すずなり」は、地震の影響で営業を休止していましたが、大型連休に合わせて4月28日から再開しました。
きょうは、店の再開を心待ちにしていた多くの買い物客が訪れ、けさ収穫したばかりのタケノコやお菓子、それに焼き物など地元の特産品を手に取ったり、店員や客同士の交流を楽しんだりしていました。
家族4人で訪れたという珠洲市の30代の女性は「子どもがここのソフトクリームが好きだったので、久しぶりに食べられてよかったです」と話し、営業再開を喜んでいました。
運営するNPO法人によりますと、この施設では、地震の前から近隣の住民が集まって交流を深める場になっていたということで、スタッフの今谷精一さん(48)は「やっと再開することができました。ほかの場所に避難している方々も、この休みで帰ってきているので、寄っていただきたいです」と話していました。
道の駅「すずなり」は、5月6日まで午前11時から午後2時の間営業し、その後は週に3日程度の営業を目指すということです。