石川ミリオンスターズ 地震で被災 新人が意気込み語る

プロ野球・独立リーグ、石川ミリオンスターズに新たに加入した輪島市出身の山市暖乃心選手が、5日後に迫った開幕を前に今シーズンに向けた意気込みを語りました。

石川ミリオンスターズは昨シーズンに引き続き、今シーズンも富山サンダーバーズとともに2チームで設立したプロ野球の独立リーグ「日本海リーグ」で戦います。
30日は、5月5日に迫った開幕戦に向け、金沢市内の野球場でバッティングや守備の練習を行いチームの連携を確認しました。
ミリオンスターズに在籍する34人の選手のうち14人が石川県出身で、このうち、今シーズン加入した輪島高校出身の山市暖乃心投手(18)は、最速140キロのストレートと何事にも動じない強いメンタルが持ち味です。
山市投手は能登半島地震の際、輪島市の自宅にいてタンスや冷蔵庫が倒れ足の踏み場もない状態となり、津波の心配があったため、家族とともに高台に避難したということです。
山市投手の家族はいまも金沢市で避難生活を送っているということで、「こういった状況でも野球を続けることを支えてくれている家族に恩返しがしたい。プロで活躍することで地元を盛り上げたい」と話していました。